坐骨神経・data base

まずは坐骨神経のお勉強から

坐骨神経は脊髄髄節から伸びている末梢神経のひとつです。末梢神経は脊髄と全身の筋肉の神経と繋がっており、運動を制御する役割を果たします。

  • 太さ・長さ

そのうち、骨盤からお尻、足先にまで伸びているのが坐骨神経と呼ばれる神経。人体の中で最も太い神経で、ペン軸ほどの太さがあります。

また、神経の中では長さもダントツ。全長約1m以上の長さがあります

  • 特徴

特徴のひとつとして挙げられるのが、人体に張り巡らされている範囲が広いということ。臀部から太もものうしろがわを通り、膝の近くですねの方とふくらはぎの方と二またに別れて走行、そのまま足の甲と足の裏に続いています。体の半分は坐骨神経が通っているのです

また、皮膚に近い位置を走っているというのも特徴のひとつ。皮膚に近いという事は、圧迫を受けた際の影響が出やすいということでもあります。

  • 重要な役割

体を動かしている時に転んでしまわないように、「バランスを取りましょう」という指令を下肢にだしているのは坐骨神経です。走っている時や走っている時に、坐骨神経は脳の中枢から脊髄の神経、に無意識に指令をだしているのです。

また、熱さや痛みなど、下肢の皮膚が感じた感覚を脳に伝えるのも坐骨神経痛の役割です。